金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
「ごめんね、朝陽。千恵ちゃんが言っていたように椿君とキスしたのは本当だよ」
「別に今更謝られたくねぇし」
「違うの、聞いて?」
「だから何だよ」
苛立つ朝陽にあたしは気持ちをぶつけた。
「今まで朝陽と椿君の関係にヒビが入ることが怖かったの。最近、全然椿君としゃべってないし目も合わせなかったでしょ?それなのに、椿君とあたしがキスしたことを知られたら今度こそ終わりだって思った」
「それで?」
「だからずっと黙ってたの。さっき、朝陽に『俺が好きか?』って聞かれた時も、二人の関係を壊したら嫌だって思ったら何にも言えなくて……」
そこまで言うと、あたしは胸に手を当てて気持ちを落ち着かせた。