金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

朝陽の胸を必死に両手で押してこれ以上はダメだと訴えても、朝陽は唇を離そうとはしない。


「え~?何も聞こえないじゃん」


「うそぉ……。さっき聞こえた気がしたんだけどなぁ」


「もしかして、お化けじゃない~?うわぁ、怖い!!お先に~!!」


「ちょっと待ってよ!!」


ふざけ合って昇降口を飛び出していく女子生徒達。


シーンっと静まり返った昇降口であたしはホッと胸を撫で下ろした。
< 370 / 405 >

この作品をシェア

pagetop