金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
「もしかして、慌てて電話してきたのも……そのこと?」
「あっ、うーん……えっと……」
まだ何も言っていないのに、カナコにすべてを見透かされているようだ。
「あたし達のことは気にしないで。ちゃんとラブラブだから」
「カナコ……ごめんね……。あたし全然気づいてなくて……カナコのことすごく傷付けたよね……?本当にごめん」
目頭が熱くなる。
「いいって別に。そこが愛音のいいところでしょ?っていうことで、あたし達は今から忙しいから切るよ?そっちも仲良くやんなよ?」
「……うん!!」
電話を切ってスマホを握りしめると、朝陽がポンッとあたしの頭を叩いた。