金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
幸せの余韻を残しながらベッドに寝転ぶ。
「ねぇ、朝陽……あのね、ちょっとお願いがあるんだけど」
「お願い?」
朝陽が不思議そうに尋ねる。
「そう。実は前からピアスを開けようと思ってたんだけど、なかなか勇気が出なくて。鈴木君が前に朝陽にピアスを開けてもらったことがあるって言ってたからお願いしたいんだけど、いいかな?」
鈴木君いわく、朝陽は昔からたくさんの人の耳にピアスを開けていたからプロ並みの腕らしい。
ピアスの穴をあけるのならばそんなに時間も手間もかからないだろうし、すぐにOKがでると期待していた。
だけど、意に反して朝陽は「無理」と即答した。