金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
「俺、帰って寝るから」
先生との会話をあたしの隣で黙って聞いていた朝陽はそう言うと、あたしの頭をポンッと叩いた。
「朝陽、一人で帰れる?」
目がいつもと違って少しだけトロンとしている気がする。
相当熱が高いようだ。
心配になってそう尋ねると、「帰れないって言ったらついてきてくれんの?」と朝陽は期待に満ちたまなざしを向けた。
そんな目で見つめられたら、YESとしか言えないよ……。