金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

「俺、帰って寝るから」


先生との会話をあたしの隣で黙って聞いていた朝陽はそう言うと、あたしの頭をポンッと叩いた。


「朝陽、一人で帰れる?」


目がいつもと違って少しだけトロンとしている気がする。


相当熱が高いようだ。


心配になってそう尋ねると、「帰れないって言ったらついてきてくれんの?」と朝陽は期待に満ちたまなざしを向けた。


そんな目で見つめられたら、YESとしか言えないよ……。


< 399 / 405 >

この作品をシェア

pagetop