金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
「朝陽、お待たせ!!一緒に帰ろう?」
バッグを肩に掛けて現れたあたしの姿にすべてを悟ったのか、朝陽は苦笑いを浮かべる。
「マジで早退すんの?」
「うん。家まで送って行くね?」
「別に一人で帰れるから」
「ダメだよ。あたしが心配なの」
朝陽の腕に自分の腕を絡ませて歩く。
少しでも朝陽の体を支えてあげたいと思っているのに、なかなか思うようにいかない。