金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

「愛音」


「……うん?」


「それ、逆効果」


「え?」


「腕にすげぇ胸が当たる」


「へっ!?」


よく見ると、確かにあたしの胸に朝陽の腕がぶつかっている。


「余計熱上がるから」


「ご、ごめんね!!」


あたしってばなんてバカなんだろう。


眉をハの字にして顔を歪めた時、


「愛音の困った顔、そそるんだけど」


朝陽はそっとあたしの耳元で囁いた。
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