エクセル・インフェルノ
『では最後に、このゲームの最大最重要事項であるクリアについて話そう諸君!心して聞きたまえ!』
その言葉に会場に居る全てのプレーヤーが口を閉ざし話しを聞こうと上空に浮かびあがるデスサイズさんを見つめていた。
『このエクセル・インフェルノの今、君達が居る世界を『アルス・マグナ』と呼ぶのだが……このアルス・マグナは100層からなるフロアになっており君達が今居る場所はアルス・マグナの第一層の『始まりの地ヴィギンズ』となる』
「解ったぞ!要するに100階まで登り最終ボスであるアンタを倒せばクリアなんだな!」
誰かが待ちきれずにフライングして質問していた。
『その通りだ。たが階ごとの入り口には必ずボスが居て君達の行く手を阻んで来る!』
「面白いじゃねぇか!」
また誰かが最後まで聞かずに嬉しそうに叫んでいた。
『ふふふ。一つ言い忘れていたが君達の頭の上にあるHPバーが0になった時、君達は死んでしまうので気をつけて行動してくれ』
何だか死ぬと言う言葉に違和感を感じたが、この場合はゲーム内のみの死であってHPが無くなれば最初の場所に戻されるとか、そんな感じで軽く受け止めたのだが……
『あぁ。一つ君達は勘違いしてるかもしれないが、このゲームでの死は本当の意味で死ぬと言う事だから、その辺り間違いない様にお願いするよ?あははは!』