ぺピン
「お休み?

学校へ行かなくてもいいの?」

目をキラキラと輝かせながら都が春馬に聞いた。

「でも宿題はちゃんとやらないとダメだぞ」

笑いながら言った春馬に、
「ハルおじさんのイジワル~」

都がぶうーっと頬をふくらませた。

「ハハ、まさか姪っ子にそう言われるとは思っても見なかった。

しかも、イジワルって言われたの小3の時以来だ」

春馬が笑いながら言った。

その光景に、
(都がまたお姉ちゃんに似てきたような気がするわ…)

京香は心の中で呟いた。
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