ぺピン
京香がいなくなると、恭汰はベッドから起きあがった。

下着を身につけると、スーツのポケットからスマートフォンを取り出した。

画面をタップすると、画像が画面いっぱいに広がった。

「後は、これを使って利用するだけだな」

恭汰する呟くと、スマートフォンの電源を落とした。


それから数日経った昼休みのこと。

恭汰は京香を、また会議室に呼び出した。

「何ですか?」

イラついていると言うように聞いてきた京香に、
「今夜もまたお願いしたいんだけど」
と、恭汰は言った。

京香は驚いた顔をすると、
「1回だけと言う約束でしたよね?」

恭汰に聞き返した。
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