ぺピン
「お腹の中にいる子供は、春馬の子供じゃないんだよ?

他の男との間にできた子供かも知れないんだよ?

それでも春馬は私と結婚して、この子を一緒に育てようって言うの?」

言い終わった後、京香は春馬を見つめた。

「子供には罪はない。

例えその子が俺の子じゃなくても、俺は自分の子として育てて行く」

「春馬…」

自分の名前を呼んだ京香のお腹に、春馬は手を当てた。

「ここに新しい命があるんだな…」

呟くように言った春馬に、
「そうだね」

京香は返した。
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