ぺピン
生ぬるく湿った夜の風が自分たちの間を通り過ぎた。
「上杉さん、大丈夫?」
京香と一緒に駅へ向かいながら、恭汰は聞いた。
「大丈夫ですよ。
私、お酒に強いので」
ちゃんと歩いているところを見ると、確かに大丈夫そうだった。
恭汰がホッと息を吐いたら、
「――うっ…」
京香が手で隠すように口をおおった。
「どうかした?」
そう聞いた恭汰に、
「――何か…すごく気持ち悪い…」
京香はその場にしゃがみこんだ。
「えっ…気持ち悪いって、吐きそう?」
慌てて聞いた恭汰だったが、京香はしゃがみこんでいるだけで何も答えない。
「上杉さん、大丈夫?」
京香と一緒に駅へ向かいながら、恭汰は聞いた。
「大丈夫ですよ。
私、お酒に強いので」
ちゃんと歩いているところを見ると、確かに大丈夫そうだった。
恭汰がホッと息を吐いたら、
「――うっ…」
京香が手で隠すように口をおおった。
「どうかした?」
そう聞いた恭汰に、
「――何か…すごく気持ち悪い…」
京香はその場にしゃがみこんだ。
「えっ…気持ち悪いって、吐きそう?」
慌てて聞いた恭汰だったが、京香はしゃがみこんでいるだけで何も答えない。