ぺピン
親しそうに京香と話をしているところを見ると、彼は京香の知り合いだと言うことがわかった。

話が終わったと言うように、京香は彼の腕を組んだ。

それから彼と一緒にその場を去って行った。

「一体誰なんだ?」

恭汰は呟くと、2人の後を追った。

知り合いだと言うのは確かなのだが、どう言う関係なのだろう?

「と言うか、都ちゃんはどうしているんだ?」

京香が彼と会っている間、彼女の娘である都はどこにいると言うのだろう?

前を歩いている2人に気づかれないようにと細心の注意を払いながら、恭汰は後を追った。

2人が歩いて向かったところは、ホテルだった。
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