小宮の隣・俺のモラル

「………やべ…止まんない。由希…許して…。」

「…っちょ……!小宮っ!!」

「んっ……っ…は……由希……。」

「んんん!!…っ…!」

唇が離れたと思うと、またキスされ、まともに話せない。
小宮のキスは、優しいけど熱っぽい。

身体が熱くなる。

「…由希……。」

シャツの裾から小宮の冷たい手が入ってくる。

「ちょっ…!何してんだ……?!」

「しー……何って…キスとか…?…んん…。」

このまま小宮に流されたら、どうなるんだ…?
でも…抵抗できない……。

「…ん……っはぁ…こみ……!」

ベルトに手をかけ始めた。

「や…だ…!そこ触るな……っ!」

「由希……力抜いて…気持ちよくなるから。」

俺の気持ちも知らないで、こんなことして…。
嫌なのに…男の小宮にされるの…。
昨日も友達に、俺にしてるようなことしたんだろ…。
俺も、トモダチの中の1人ってことか…。

「あぁ…っ!」

?!!!!
今の俺の声…?!

「由希…可愛い声出せるんじゃん。…ちゅっ……。」

「ち、違うっ!これは………っ!んん!」

「もう、限界でしょ?イっちゃえよ。」

男同士だからか?
小宮は、俺の良いところを分かってる。
だから、そこを攻め続けるんだ。


「っ!小宮っ!小宮ぁっ!!………っは…。」

また、イってしまった。一昨日と今日で2回目…。

上がった息を整える。

「あーぁ。下着汚れちゃったね?脱ごうか?」
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