小宮の隣・俺のモラル
「ちょ!どうしたんだよ!腕痛いから!」
「……………。」
悠は、無言で歩き続ける。
その足が向かったのは、ホテルだった。
「悠…?ここ家じゃない…。男同士で入れないから…っ!!」
「大丈夫だよ。」
部屋に入るなり、悠は俺を押し倒してキスをしてくる。
「ど、どうしたんだよっ!いきなり引っ張るから、腕いてーよ…っ!…んんっ!」
「………んっ……。由希が、可愛いこと言うから家まで、我慢できなくなっただけ。………しよ。」
このままじゃ、また俺が攻められる一方だ。
「ちょ!ちょっと待ってくれ!スーツがシワになるし、風呂入りたいし!」
「今更何言って……。」
確かに、今更だけど…。
「悠っ!風呂一緒に入ろ?」
「っ!………わかった。」
そして、今2人で風呂に入ってるわけなんだが…。