小宮の隣・俺のモラル

「ひ、悠!……そこ…やだっ!」

「わざとだよ……。」

また、俺は攻められている。

「んんっ!…あっ…悠の当たってるから…。」

「由希の身体いやらしいー…。」

ダメだ。このままじゃ……。

「悠っ!!あのさっ!……今日はっ!!」

俺が話しても、手を止める気配がない。

「んー?」


「俺が悠に入れたいっ!!」

や、やっと言えた……。悠の顔を恐る恐る見つめた。

「んー。いいよ?」

にっこり笑って、言う悠が怖い…!!

言ったはいいが、いざするとなると……わからない…。悠が俺にしてくれたみたいに…すれば、いいんだよな…。

いつも、こんなのが俺に入ってると思うと恐ろしくなる。

悠の熱い…。

「………んっ………はぁっ…。」

口に含むと苦しくて、すぐ離してしまう。

「ゆーうーきー……もっとして?」

悠を見ると余裕の表情をしている。

俺にしてくれる時みたいに。
悠の唇…指…視線…全て思い出しながら…。

「んっ……ん……っ………はっ。」

悠の優しい手が俺の頭を撫でる。

視線を向けると、悠の表情は歪んでいる。
気持ちいいって思ってくれてるのか…?

「由希…っ…ん……いい。そこっ…。」

悠の声は熱をもってて、いつも以上に色っぽい。
その反応を見て、更に答えようとする。

「っあ……由希っ。もぉ……出る…っっ!!」

「んんっ…………!!」


俺が愛撫して……悠がイった……。
やばい…すげー嬉しい。

「由希……よかったよ?」

「嘘だっ…俺が上手く出来たわけない…。」

「上手い下手じゃないって…。気持ちがすげー伝わって…俺我慢できなかった。」

そう言うと、俺の腕を引き、悠の顔が近づく。
< 59 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop