チョコレート王子と甘い恋。
「あの~お取り込み中悪いんだけど、
お二人はどうゆう関係?」
チャラチャラくんが身をのりだしてたずねてきた。
だけどそれはチャラチャラくんだけじゃなくてこのクラス全員、
いや、廊下にいる人も
廉斗くんのファンの子であろう子も。
「小さい頃近所に住んでた
俺のだいすきな緩菜ちゃんだけど?」
えぇ!?
だだだだ…だいすき!?
「え、緩菜ちゃんって愛しの緩菜ちゃん!?」
愛しの、緩菜ちゃん?
「うん、そう」
廉斗くんは相変わらず満面の笑み。
「うっそ!緩菜ちゃんがか~そっか~」
ニヤニヤとあたしをみるチャラチャラくん。
「あの子が~?」
「え~ショック~」
「廉斗様狙ってたのに~」
え?なに?
さっきからみんなしてなに?