チョコレート王子と甘い恋。
「っ////」
「緩菜ちゃんは俺と同じ部屋嫌?」
廉斗くんはあたしの事妹として見てるからそんなことを平気で言えるんだよ。
だけどあたしは違う。
でも………
1週間廉斗くんとずっと一緒にいれることは
嫌じゃない。
学校へ遅刻して行ったあたし達はちょうどお昼にさしかかろうとしてた時で
廉斗くんは教室に戻らずにそのまま一緒にお昼をとった。
食べてる間、終始笑顔だった廉斗くん。
なにかいいことでもあったのかな?
でも廉斗くんが笑顔だとあたしも嬉しい。
5限目の授業、あたしと花梨は授業をさぼって屋上へ。
廉斗くんちでも居候の事をゆっくり話したくて。
やすみ時間でも放課後でもいいんだけど、
やすみ時間は廉斗くんが来るし、
放課後は今日は廉斗くんの家の手伝いしようかなって考えてるから無理。
「1週間同居ーー!?」
「ちょっと花梨静かに」
「大丈夫大丈夫。だれもいないよ」
そうゆうもんなのかな。
「てかそんなことよりもよかったじゃん!緩菜、チャンスだよ!!」
「チャンス?」
「そう!緩菜の色気を見せつけてノックアウトさけちゃえ!」
色気って……簡単に言うけどけどあたしは花梨と違って胸もないしくびれもないんだから。
それにちびだし。