戦京愛夏
しばらく歩く。
すると
まだ潰れていない村が見えて来た
「兄さん、ここで夏未さんを休ませようよ」
「まあ休ませれるけどこの村もいつ襲われるかわからんぞ?」
否定された愛羅は口を尖らせる
「大丈夫だよ愛羅、
やっぱ私1人で行くよ」
「えー!ダメですよ」
「愛羅!!」
京弥が怒鳴るように愛羅を呼んだ
よく理解出来てない愛羅は眉間にしわを寄せて京弥の方を見た
「お前な、いくら襲われて怪我したやつとはいえ
見ず知らずのやつを甘やかしてどうなるんだよ」
「兄さんが夏未さんも一緒についてこいって言ったんじゃん!」
「池谷に行きたいならな
でもこの女は1人で行くって言った
むしろ一緒に行くとしても俺はいつでもこの女を殺せるように構えてるぞ」
「なんでそんなこと平気で言えんの!
本当にそういうとこ嫌い!」
愛羅は京弥を睨んだ
「夏未さんは何もする気ないに決まってるじゃん!何でそういうことしか言えないの?」
「じゃあ俺たちのとーちゃんはどうやって殺されたんだよ!」
京弥が叫ぶと愛羅は黙ってしまう
でもまだ愛羅は睨んだままだった