戦京愛夏
「兄さん、戻ってきてくれたんだね」
「……まあな、昔の話思い出してな」
ちょうど愛羅も思い出していたとこだった
「夏未さんも助けてくれたし
兄さんも心許したってことでいいの?」
ニヤリと愛羅は京弥に肘で胸を押す
「はん!お前が死んだら愛羅がうるせーからな!」
夏未はそんな京弥に苦笑いを見せた
「まったくこの男は素直じゃないね
じゃあ兄さん、夏未さんも一緒に池谷に行ってもいいってことかい?」
「俺らについて来れるならな」
夏未は京弥を見てこう思った
(愛羅のお兄さんだし、絶対にいい人だ)
夏未は足を引きずりながらも2人の後をついて行った