戦京愛夏
「ねえ兄さん」
「ん?」
愛羅は京弥に聞いた
「池谷池谷って言うけど池谷ってどこだい?」
「……風の方角があそこだから
よし!あっちだ!」
「適当かよ!」
「私、池谷の場所知ってるよ」
夏未はちゃっかりと言わんばかりに2人を交互に見た
「お前が知ってんのかーーい!!」
「結局夏未さんいなかったら池谷いけなかったーー!!」
京弥は夏未を指差し
「なんでお前が知ってんの?」
「こんなこと言うと誤解を招きそうだけど」
夏未は俯いて深刻そうに言った
「私にも兄が居て、その兄が
池谷の人間なの」
衝撃的な事実だった
「お、おい!兄貴が池谷だって!
俺はこいつをころすー!」
「やめんかバカ兄貴!」
愛羅は京弥の腹を殴った