戦京愛夏



「はぁ…はぁ…
あんたらも結局同じか…」



ボロボロの女は京弥と愛羅を睨んだ




「ご、ごめんなさい!あ、あの!決してそういうわけではなくて
ひとつの冗談として言っただけなんで」



愛羅が誤解を解く



しかし女は睨んだまま



「おい、激おこ超えてムカ着火ファイアーじゃんこのねーちゃん」


「当たり前でしょ!兄さんが変なこと言うから!」



「そのくらいのノリの良さがなきゃバラエティ番組で活躍できねーだろ!」


「この時代にそんなもんあるかいな!」




バサッ




さっきまで顔を上げて睨んでいた女は


顔を伏せ動かなくなった



「し、死んだーー!!!
兄さん!!死んじゃったよこの人!!」


「バババ、バカ言え!
よし心臓マッサージと人工呼吸だ!」


「やめろ変態兄貴!!」



グゥゥーー!



兄妹の争いの間に空腹の音



「このねーちゃん腹減ってるのか?」




倒れた女を連れて2人は休める場所へ移動した
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