戦京愛夏
辺りは何も無い林になっている
(こんな所で仕事?)
人気のない場所まで行くと
次第に
(……何この臭い?)
耐えられないくらいの異臭を感じる夏未
すると前を歩いていた大雅に近づくある男がいた
「よーう、大雅」
「………どうも」
(……誰なんだろ?)
夏未も見たことない男だった
「どうだ?やれそうか?」
「………はい、父も母も妹も夜は眠っています
その隙を狙えば」
「まあどうせ死に損ないの父ちゃんと母ちゃんだろ?
妹は俺らの元で奴隷になってもらえばいいんだ」
「……どうしても妹はこちらに?」
「あたりめーだろ!女が居なきゃ誰が俺らの欲求を満たすんだよ!」
「………」
「なんだ?てめー妹を庇おうなんて考えてたらわかってんだろうな?」
「……えぇ、わかってます」
(……兄さんどういうこと?)