戦京愛夏



ガタン!!




「てめーなめてんじゃねーぞ!」



男たちは立ち上がった



「んもーしょうがないなー」




愛羅はその立ち上がった1人の男目掛けて




「大サービス」



抱きついた



「へ、か、彼女!やる気満々じゃねぇーか」



愛羅に抱きつかれてヘラヘラしてる男は愛羅の腰に手を回した



「ここでこんなことしなくても
近くの宿でやろうぜ」


「お、おい!俺にもやってくれよ!」


しかし愛羅は



「やられたいんだよね?」



「ぐぅぅわぁー!!!」



男は息が止まる



「このままでいたい?」



「…ぁぁぁぁぁ」


「お、おい!大丈夫か!?」



顔色が悪くなる男



男は肺が潰されるほど締め付けられていた



「愛羅、そこまでにしとけ」


京弥が声を掛けると



愛羅は男から離れる



「っっっはあー!!!!
はあーー!!!
はあーー!!!
……や、やべーぞこいつら!」



「逃げよう!」



男たちは走ってその場を去る



「情けないなー」



愛羅は皮肉そうな目で男たちを見送った



「ありがとー愛羅」


「大丈夫ですよ」



すると



「って!おおおい!!!」



京弥が急に叫ぶ


「え?なに?」



愛羅がそれに反応する



「お前おかしいだろ!」


愛羅を指差しながら怒鳴る京弥



「いや、こういうお色気も女には必要だって父ちゃんが!」


「ちげー!!なんで5発も当てて景品が竹とんぼなんだよ!おかしいだろ!」


「いや、そこかい!ノリツッコミが長いわ!」



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