サイコーに幸せなお姫様。
「慶一郎!今日うちにご飯食べに来ない?」
「なおの家?」
わーい♪友達の家に行くのは初めてだったから僕は嬉しかった。
「何か手土産いらない?」
「いいよー。気にしなくて。うちの家族うるさいけど気にしないでね!」
一一あれから。
なおに対しては普通に接することができる自分がいたからなおに恋愛感情を持っていると思ったのはやっぱり気のせいだったんだ。
なおは大切な友達なんだから。なおも僕のことを友達として見てくれている。
だからうまく付き合っていこう。
なおの実家は市街地から離れた田んぼや畑にかこまれたかなりのどかな田舎。
「なんかいいね!僕将来こんな町住みたい!」
「そう?ショッピングに行く時は少し不便なんだけどねー。バスで40分かかるし」
そう言いながらなおは僕を実家に入れてくれた。