サイコーに幸せなお姫様。



や、やばい!鮎川さんに変更しようか相談したけどなおの性格だからわざと照れ隠しに言ったんだと言われて……



結局このサプライズでいくことにした。



姫にどん引きされたらどうしよう……そんなことを考えながら披露宴は始まった。



まずは友人スピーチ。俺たちは相馬とあみちゃんに頼んでいた。



「本日はおめでとうございます。一足先に結婚した僕から土屋くんに送る言葉は…とにかく奥さんのなおさんを…大事に…大切にしてあげてね。最愛の人と生涯を全うするなんて幸せなことだから…どうか幸せな家庭を築いて下さい。本日は本当におめでとう。心から祝福します。」



相馬らしいスピーチ!俺となおは顔を見合せて笑ってしまった。あみちゃんの溺愛ぶりを知っているからあんなスピーチだったんだろうな。



次はあみちゃんの番。なおはあみちゃんのスピーチをかなり心配していた。



何故ならば…
マイクスタンドの前に立って手紙を広げた瞬間…


「なお…おめでとっ………」



ええ?!いきなり冒頭から泣いちゃった!!



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