サイコーに幸せなお姫様。



本当に純粋な女の子のなおの親友。そんなあみちゃんをほっとけなかったのかあみちゃんのもとへ駆け寄る相馬。



後ろからあみちゃんの手紙を持ってあげて小声で囁いていた。



「あみ…頑張って最後まで読んで。」



相馬の言葉に頷くあみちゃんの瞳からはポロポロと大粒の涙が溢れていて…ハンカチで相馬がふいてあげていた。



「なお…今日はおめでとう…小学生のころからの親友のなおの結婚…嬉しくて……仕方ないよ…。いつも鈍臭い私の…世話をやいてくれて…ありがとう。これからは…土屋くんと…幸せになってね。結婚しても…変わらず仲良くやっていこうね……一生親友と呼べる…なおへ。なお…大好き。」



あみちゃんのスピーチは…みんなの涙を誘って…なお目にも涙がたまっていた。



あみちゃんもなおを心から祝福して…それをサポートする相馬にも愛を感じて



なんか…いいな。



普段は恥ずかしくて言えないことも言えちゃうのが結婚式なんだろうな。



なおにもハンカチを渡すと瞼を軽く押さえた。



「いい親友だね。」



「うん…あみに後でお礼言わなきゃ…」




< 134 / 202 >

この作品をシェア

pagetop