サイコーに幸せなお姫様。



「内緒ー♪」



うわー。ツッチーのセンスに少し不安を感じつつ…任せると言った手前、何も言えなくなってしまった。



それから数か月。
毎月決まった日に生理がきていたのに1週間遅れていた。



「まさか…」



期待しちゃう私。
でもまだ1週間遅れただけじゃ分かんないよね?



それでも嬉しくてツッチーについ言ってしまった。



「ツッチー!もしかしたら赤ちゃんできたかも♪」



「うそ…」



ツッチーは放心状態。慌ててまだ分からないんだよって付け加えようとした瞬間…ベランダのほうにスタスタと無言で歩いていくツッチー。



ガラッと窓を開けたと思ったら…



「俺、パパになりま一一す!!」



ぷっ!!こ…この男は…



「近所迷惑だからやめろって!!」



パシッと頭を叩いてズルズルとソファーへと引きずり込む。



「ただ生理が遅れているだけだからまだ分からないんだから!あんまり期待しないでよ?」



ツッチーは頭を叩かれても何だか嬉しそう。



「それでも可能性はあるんだろ?うわーもしできてたら嬉しいな♪」



ツッチーのニコニコした笑顔を見て…私もすごく幸せな気分になれた…




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