サイコーに幸せなお姫様。
一一だけど翌日。
「…ごめん…やっぱり赤ちゃんできてなかった…」
ツッチーに期待を持たせる言葉を言った翌日に生理がくるなんて…なんだか申し訳なかった。
「何で謝るんだよ?なおのせいじゃないんだからあんまり気にするなよ。」
相変わらず優しいツッチー。本当は少し残念だって思っているくせに。
それから私は多少生理が遅れたくらいではツッチーには言わないようにしようと思った。
一喜一憂させるのは申し訳ないから確実に妊娠したと分かった時に言おうって決めた。
あみのほうは順調に赤ちゃんはお腹の中で育っているみたいで……
家に遊びに行った時に大きなお腹を触らせてもらった。
「すごいね。あみの体の中にはこれから生まれてくる命があるんだよね」
「うん。胎動を感じると愛しくてたまらないよ。自分のことよりお腹の中の赤ちゃんのほうが大切に思えるの」
あみはもうすっかりママの顔をしていてなんだか頼もしく見えた。
「なおにも赤ちゃんができますように!えいっ!」
「は?」
あみはいきなり自分のお腹に手を当てて私のお腹に手を当てた。