サイコーに幸せなお姫様。



「おめでとー!調子はどうよ?わ、この子が心ちゃん?はじめましてー♪」



病室に入ると完全個室だった。あみちゃんはベットに横になっていて相馬は椅子に座っていた。



そして



小さなベビーベットの上には小さな小さな赤ちゃん。スヤスヤと目を閉じて眠っていた。




「どっち似かなぁ?」


「まだ分からないね。あみに似ても相馬に似ても絶対かわいいよ♪」



俺たちはまるで自分たちのことのように嬉しかった。だってもうすぐ俺たちにも……



「あみ。これから色々と教えてね!」


「え?」



なおの言葉にポカンとするあみちゃん。俺はなおのお腹に手をあてて満面の笑顔で口を開く。



「同級生は無理だったけど……俺たちにも赤ちゃんができたんだ」



あみちゃんは俺の言葉に目を丸くして両手を合わせて喜んでくれた。



「本当に?!おめでとうっ!!よかったね!!」


「なおちゃん座って!」



相馬も慌ててなおを椅子に座らせてくれた。




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