サイコーに幸せなお姫様。
たくさん食べてたくさん遊んでたくさん寝る。
毎日大変だったけどやっぱりかわいい寝顔を見ている時が一番幸せに感じた。
「保育園とかどうする?」
すっかり天使たちが深い眠りについてから寝室でなおを腕枕しながら聞いた。
「いずれはさ…小学生になったら私の手から離れて自立していくわけだから…一緒にいれる時は一緒にいてあげたいんだけど…やっぱり私も働いたほうがいい?」
「ううん。なおの好きなようにしていいよ。仕事は俺が頑張るから。」
姫の考え方はかなり好き。育児は決して楽なものじゃないのに。義務教育が始まる前までの限られている時間を一緒にいてあげたいなんて。なおの子供たちへの愛情を感じる言葉だった。
本当は同世代の友達ができたほうがおしゃべりも早くできるようになるんだろうけど。
なおはよくあみちゃんと子供たちを連れて公園に遊びに行っているから陽と美姫にとっては心ちゃんが初めての友達。幼なじみになる。
一歳違いだけど一回り大きい心ちゃんは陽と美姫と仲良く遊んであげてお姉ちゃんぶりを発揮していてくれているらしい。
三人が成長した時もずっと仲良しでいてくれたらいいな…。