サイコーに幸せなお姫様。
「はい!どうじょ!」
心ちゃんは斜めにかけたウサギのバックからチョコレートを取り出してひとつずつみんなに配っていく。
俺は久しぶりに心ちゃんに会うけど人見知りもしないでニコニコしながら俺にもチョコレートをくれた。
「ありがとう!」
「どーいたまして!」
か・かわえええ!!!三歳児にして美少女オーラ出しまくり。相馬とあみちゃんの子だ。
きっと将来、かわいくて性格も素直な純粋な子に育つはず!
俺は陽に耳打ちした。
「陽!心ちゃんに今のうちに結婚を申し込んでおけ!」
「ん?」
口のまわりにはチョコレートをつけて首をかしげる陽。結婚の意味がまだ分からないかぁ。
ハンカチタオルで口をふいてあげていたら俺が陽に言った言葉が相馬に聞こえていたのか心ちゃんに話し掛けていた。