サイコーに幸せなお姫様。
サイコーな友達。これからもずっと一緒に仲良くやってくれたら自然と陽と美姫もきっとあんなに心優しい子になってくれるよ。
「わぁーん!!」
「あ!陽が泣いた!男の子のくせに美姫より弱いんだから。ツッチーがしっかり強い男の子になるように教育してよ?」
「いやいや……美姫がなおに似すぎなんだよ!」
マジで美姫は姫に似てきた。そして陽は姫におされ気味の時の俺に少し似てきているような……
なおは立ち上がって泣いている陽のもとへ行こうとする。
俺はそんななおの右手を掴む。
今、無性に聞きたかったことがあった。
なおは……
なおはさ……
「どうしたの?」
なおは不思議そうに俺を見てくる。