サイコーに幸せなお姫様。



「ごちそうさま!お腹いっぱい」


「なーんか眠くなってきた」



ツッチーの目はかすかに充血していた。



「明け方まで起きていて今日はバカみたいにはしゃいだから疲れたんじゃない?寝ていいよ」


「ん。なおもおいで……」



そう言ってソファーから手招きしてくるツッチー。



「は?なんで?私、眠くないからいいよっ!!」



一気に緊張MAXな私。あんな狭いソファーに二人で横になるなんてあり得ない!!



かなり密着するじゃん!!



「言いたいことあるからこっちに来て……」



言いたいこと?



言われた通りソファーのもとへと行くとツッチーの手が私の体を引き寄せてすっぽりと包み込まれる。



「ちょっ!待って!」


「何もしないから黙って聞いて……」



何もしないって抱き締めてるじゃん!!ていうか何か話してないとドキドキしてどうにかなりそうなんだよっ!!





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