サイコーに幸せなお姫様。
すっかり体の力は抜けて腕を首に回すくらい余裕が出てきたころ……
急に角度を変えて唇を割って入ってきた温かな舌の感触。
「んっ……」
どどどうしよう……!心臓がドキドキしすぎてどうにかなりそうっ!!
容赦なく私の口の中で舌が動き回って舌と舌が絡みあう……
私も応えたくてキスを受け入れた。
いつか……
きちんと素直に気持ちを伝えられるかわいい彼女になるから今はこれで私がツッチーのこと大好きだってこと……
分かって……?
長いキスを終えて私を切ない瞳で見つめてくる彼は……
ギュッと抱き締めて耳元で囁いてくれた。
「いつかなおの全てを俺にちょうだい。絶対に大切にするから……」
――“大切にするから”
初めて告白した時も言ってくれたよね?
きっと口だけじゃなくてツッチーなら本当に私を大切にしてくれる。
だからこう答えたんだ。