サイコーに幸せなお姫様。
やべー!!まじでめちゃくちゃかわいいじゃん!!
なおの手を握って体ごと引き寄せてギュッと抱き締める。
「なおちゃんは甘えベタだからなー。こんなふうに抱きついてきたらいいのに」
「そんなの私のキャラじゃない!こんなことはかわいい女の子がやるからかわいいんだよ!」
まーた始まったよ。姫は自分がどれだけ魅力的なのか分かっていない。
「俺の前だけなら違うなおを見せろって言ってるだろ?」
そのままソファーに押し倒して深いキス。
「んっ……まっ……サッカー観ないの?」
キスから逃げてやっと出てきた姫の言葉。そんな質問するほうがバカなんだよ……
「サッカーとなお。どっちが大事か分からない?」
……目の前には俺の大切な姫。天秤にかけられるかっての!