サイコーに幸せなお姫様。



そもそも普通の時とベットの上で変わらない女なんている?



本気で悩んできた。
私がおかしいの?



ギュッと抱き締められたまま考え込んでいる私に声をかけてくるツッチー。



「どうした?」


「へ?別に」


「嘘つき!何か悩んでるだろ?」



バカなくせに私の表情を見ただけで読み取るんだよね。私はあんまり顔には出さないタイプなんだけどな。



なんでツッチーには私の考えが分かってしまうのか不思議で思わずジィっと顔を見つめていたら頭を胸に押しつけられる。



「そんなにかわいい顔で見つめるな!恥ずかしいだろっ!」



ぷっ……何だよソレ。そんなこと言われたこっちのほうが恥ずかしいっての!!



謎だ。ワケ分かんない。ドキドキする。好きってこんなに心地よくて幸せな気持ちになれるんだね。



それが普段の私の態度を変えてしまってる?



だからツンデレなんて言われちゃう?



いや、私は理由もなくツンツンしてないからやっぱりツンデレじゃないはずっ!!




< 65 / 202 >

この作品をシェア

pagetop