サイコーに幸せなお姫様。



「堂園さんだけスカウトされたの?あみは何も言われなかった?」


「言われた。黒髪のロングに背が低い女の子も欲しいって。でも30分以上話を続けられる子じゃなきゃダメなんだって。私、男の人相手に無理だから断ったよ」


「当たり前じゃん!無理っていうか俺が許さないって」



あみがメイド服着てるのを想像してしまった。



白い肌に長いサラサラロングの髪に華奢な細い体。大きな瞳にかわいい笑顔。


…………………………。


「あみ……『お帰りなさいませ。ご主人様。』って言ってみて?」


「は?は?雅紀くん何言ってるの?」



顔を真っ赤にして俺から逃げようとするあみ。想像してしまったら仕方ない。だって見てみたいだろ?男ならっ!!



「わーん!やだやだやだ!!何でそんなこと言わないといけないのよぅ!!」


「ん?あみがそんな店行くから♪一回だけ!お願い!」




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