サイコーに幸せなお姫様。



あみは最後まで抵抗したけど、ま、この俺の性格に適うわけもなく……。



誰もいないのに耳元で内緒話をするようにコソコソ小さな声で囁いてきた。 



「ぷっ……」


「何で笑うのぉ!?雅紀くんが言わせたんでしょう?!もうやだぁ!!ばかぁ!!」



顔を真っ赤にして今度は怒りだしちゃったよ。吹き出したのはおかしかったからじゃなくて……



「かわいいよ……大好き」


「え?」



もうドキドキを通り越して正常でいられない状態。そのまま膝の上に座らせて唇にキスをした。



「ごめんね。恥ずかしかった?」



少し膨れながらもコクンと頷いて上目遣いで見てくるあみ。



そんなあみが愛しくて微笑ましくて……



「あみがいれば俺何もいらない。もういじめないから怒らないで?」


「……怒ってないよ」



そう言ってキスをしてくるあみ。どんだけ今日は俺をドキドキさせるんだよ。



その後はもちろんいい雰囲気のまま夜を迎えた……


えっとそもそも何だったけ?堂園さんがツンデレかどうか?




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