サイコーに幸せなお姫様。
「ちょっときれいな場所まわってからランチ行こう?」
私をバイクに乗せようとするツッチーの手を握り返してそのまましがみついて抱きついた。
「なお…?どうした?」
「…二人になりたい…ツッチーのアパート帰ろ…?」
もう恥ずかしさなんてなかった。だって今こうして抱きついているのさえ…非現実的に思えて…
ツッチーは優しく抱き締めてくれて何も言わないで私の言ったとおりにアパートにバイクを走らせてくれた。
久しぶりに来たアパート…階段をのぼって鍵を開けて私を先に入れてくれた。
なんだか変な気分。
懐かしくて…嬉しくて胸がいっぱいになってまた目に涙がたまった瞬間…
玄関でいきなりキスをされる。突然でビックリしたけど私も首に腕をまわしてキスに応えた。
何度も繰り返される深いキス…涙が出て少し息苦しかったけどやめないでほしくて…ずっとしがみついて絶対に離さなかった。
そのまま玄関先に崩れていく二人の体。
唇を離して私を切なそうに見つめてくるツッチー。
私…もう今日は思ったこと全部言う。
じゃないと幸せすぎて何だか罰があたりそうだよ。
「なお…」
「抱いて…」