信じてる。

「あたし達大田グループは元々あんた達を潰すために近づいたの。」

え?

「だって…私たち親友だよね?お揃いの髪飾りだって!ほら!」

「こんなもん。あんたに取り入るために決まってんでしょ?」

ブチッ

ダンッ

髪飾りを乱暴にとって、踏み潰した真希ちゃん。

「あんたと居て楽しいなんて嘘。ずーっと機会をうかがってただけ。あんたなんか友達なんて思ったこと一度もない。」

この言葉で私の中の何かが、音を立てて崩れていった。

< 146 / 268 >

この作品をシェア

pagetop