信じてる。

「嫌だよっ…なんでっ…」

なんで、忘れちゃったの?

そう何度も思った。

そして、夏恋ちゃんの荷物から私の誕生日のことを計画してる紙が出てきた。

多分喫茶店に行ったのはこのため。

私の誕生日が、近くなければこんな事にならずに済んだのかな。

と何度も思った。

けど何より辛かったのが、

クラスのみんなのことは覚えていたということ。

そう。

忘れられたのは、私だけ。

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