忘れられぬ人

集団の横を通ると
集団から声がした。
｢澤田!!おいっ!!｣
私の名前を同じクラスの
松山が呼んでいる｡
｢なに?!｣
つめたく言うと、
｢いやいやいや〜
なにもないんだけど
なんか怒ってる？｣
｢別に怒ってないけど｣
｢んぢゃあいいんだけど｣
私はいっつも男子には
冷たくするのが
普通だったんだ。
だけどある人だけは
ちがったんだ…。
伊崎大和…小学生から
仲がよくて素でいれる
大好きだった人…。



私は心を閉ざしていた。



｢林田くんあんまり
かっこよくないし〜
なんか軽そうだし〜｣
夜､沙知絵と電話を
していた…。
｢ありさは男を見る目が
なさすぎるんだよ〜｣
｢そう!?｣
｢だいたい恋しないの?｣
｢しないょ…｣
｢伊崎はっ?!｣
｢へっ…?!｣
｢だってありさ､伊崎
といる時はなんか素を
みしてるってゆうか…
居心地よさそうだし｣
｢伊崎は過去の人だよ!?
もう関係ないよっ｣
｢同じ人をまた好きに
なってもいいと思うよ?｣
真剣な話しをして電話を
切った私はそのまま
ベットに寝転びながら
沙知絵にメールした｡
｢恋しよっかな?(^O^)/
ちょうど青春時代だし｣
するとすぐに沙知絵から
返事がきた…。
｢一緒にがんばろ!!｣


この日から私の人生が
大きく変わっていく…。