秘めた想いが溢れ出して
焦り
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「真吾先輩、彼女いないなら立候補させてください!」
サークルのみんなで飲み会の最中。
背中合わせで座っている真吾の横の、サークルの中でも一、二を争うくらいに可愛いと評判な子の弾んだ声。
男連中が、マジ?真吾狙いなのかよ?とか一気に騒ぎ出した。
「真吾がモテてる。友香いいの?」
「え?な、なんでよ?」
「なんでって……」
まさかそんなことを言われるとは思っていなかったから、ちょっとだけ声が上ずってしまった。