伝説の花を求めて
旅のスタートライン
頭の回転も虚しくここの世界のことは理解に苦しむ…
偏差値67の私が悩むなんて…!
なんてこと考えてると隣でふわりと綿みたいなふわふわしたのが舞った
「あら…?2人なんて聞いてなかったのですが~…」
なんだろう…
少女に続いて私も綿が舞った所に行ってみる
「ん…ぅ…」
可愛い…子が倒れていた
目を閉じててもわかる…まつげが長くて顔立ちも優しい感じ
でもボーイッシュカットで制服が男物
ってことは…男の娘…??
少女が私にした説明をその男の子にしていた
私がずっと見とれてる間に
「そうなんだ…じゃ僕…死んだの…?」
「えっ!?じゃぁ私も死んだの!?」
いきなりの男の娘のセリフに驚く
だって私死んだなんて…!
「ええ…というか黒髪の貴女は気づいたかと思いましたよ~…ここは死後の世界クラウドワールドです~」
「ん…君…黒髪の君名前は…?」
「わ、私は柊 麗恋(ひいらぎ りこ)」
「そっか…僕は永遠 光(とわ ひかる)なんかわからないけど…よろしく…」
にこっと可愛い笑みを浮かべる光
可愛すぎるでしょ…反則っイエローカードっ…!!
「ロゼット」
威厳のある低い声が響きわたる
ほんわかしてるとこに誰だよ…もう…
と声の主を振り返ると犬…?白い…小さな中型犬…くらいかな?
なんだかふさふさのが首にいっぱいくっついていて足には淡い水色がグラデーションのような模様が入っていた
「ミントこの子達にしようと思います~」
「2人か…今日は1人の予定ではなかったか?」
「僕犬が話すところ始めてみた」
「私も…」
「妾はフェンリルだ犬ではない」
「ミントは北国のフェンリルなので足に淡い水色のグラデーションがはいってるのが特徴です~」
「へぇ…でこの子達にするってどういうこと?」
「私達はある伝説の花を探しているのです冒険の仲間を探しにきたんです~」
「ねーねーフェンリルってもっとおっきいよねー」
「うるさいっ女々しい男が言うなっ」
「伝説の花…?」
「ねぇ伝説の花ってなにー?」
「クラウド・ブロッサムと呼ばれている実在するか確かめられていない花だ」
「雲の…花…?」
「はい…王家のペンダントさえもちだせれば…」
「ロゼットお前…皆に自己紹介したのか?」
「あっ忘れてました~私はロゼット・ルヴェール クラウドワールドの第2王位継承者です~」
「おーいけーしょーしゃ??」
「姫と言うことかな…?」
「そのとおり ロゼットはこの国の姫だ」
「ええっ!?お姫様がこんなとこいていいのっ!?」
「王妃様に黙ってきました~」
いやダメでしょ
なんだこの国の王位は…