伝説の花を求めて
「僕行く」
「ホントですかっ!?」
沈黙を破ったのは光
今一番驚いてるのは私だと思う
怖い…と言う思いが先走る
そんな中光はホントにすごい…私も…!
「私も行く ラウサム気になるしね」
「ありがとうございますっ」
「みんな…よしロゼット…旅準備だ!」
「はいっ!」
「それではみなさんっ行きましょう!」
とロゼットが取り出したのは傘
白の下地にピンクのドットと控えめな桜色のフリルがついたなんとも乙女チックな傘
「さぁっ私に捕まってくださいっ」
「ま、まさか…傘で飛ぶつもりじゃ…!」
「そのまさかです~こっちのが早いんですよっ」
「ていっ」
光がロゼットの腕にしがみついて私を手招きしてる
これは行くしかない…!
光にならって私もロゼットの腕にしがみつく
「いきますよ…!ミントっよろしくお願いします~!」
「あいよ~」
ミントが翼を広げると風が起こる
意外と強い風が私達の背中を押す
「落ないでくださいね~…!」
「えっ…きゃあああぁぁぁ!!」
ロゼットが私達のいた雲の上で反動をつけて飛び上がる
風に乗って私達は…飛んでいた
ほんわりゆっくりでまるで鳥になった気分…
「すごい…飛んでるよ僕達っ」
「ふふ~♡霊ってこんなこともできちゃうんですよ~♡」
「それほどまでに軽いんだ…」
数分経つとぺろぺろキャンディーの形が見えた
その中央にはおおきなお菓子の建物らしきものがある…
なんだろう…?あれ…