引き金を引いたのは
何を話したかはあんまり覚えてないけど

いつのまにか小さなソファーで重なるようにして成瀬が寝始めてた。

ちょっと体制的にきつかったけど、まあ、こんなのもいいかなーって思って、私も眠りについた。









唇の感触で目が覚めたら、目の前に成瀬の顔があった。

あの成瀬が、私にキスしてた。

これは、夢なのか?何が起きたのか、まったくわからないまま、何度かされて、また成瀬は寝てしまったようだった。




心の奥にしまっておいた恋愛感情が引っ張り出された瞬間だった。


奴は完全に引き金を引いてしまったのだ。







第2話へ続く
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