チョコレート(仮完)


「それで?」


悠斗が首をかしげる。


おぉ、なかなか可愛いっ!


でも、40代なってきたら…


うん。気持ち悪いね☆うん。



っじゃなくて!


「見ちゃったの…。きなおさんと悠斗がキスしてるとこ…。


 それと、笑ってるとこ…。」


声がだんだん小さくなる。



私は思わず俯いた。




「梨乃。こっち見ろ。」


「ヤダっ!」


すると、悠斗がため息をついた。



だって、見られたくないんだもんっ…


泣いてるところなんて…



その時、


私の隣にいた悠斗が縮んだ。


要するに、悠斗がしゃがんで私の顔を覗きこんできた。


私は反対を向こうとする。

だけど……

「っっ!」
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