神様と俺と青春と…
気づくと今度は見覚えのある場所にいた


勇「こ、ここは…親父の部屋?」



山「そ。今度はちゃんと移動したからな?そして、この部屋のどこかに“イリアス”とかかれた本があるからそれを見つけて明日までに読んでこい。それが高校二年生の最初の宿題だ」



勇「それで、山センの言う大事な話がわかるのか?」



山「あぁ、多分な。じゃ、また明日、放課後屋上でな。くれぐれも誰にも口外するなよ?」ニッコリ




そういうと指を構える




勇「はぁ?ちょ、手伝ってくれないのかよ!」



山「逆に、はぁ?だわ!高校二年生にもなって探し物もひとりで探せないんですかぁー?」




山センは憎たらしい顔で俺に言い放つ




勇「このやろう…」



山「ま、そゆことで。がんばー!」




パチン




勇「…。本当に夢とかじゃないんだな…」




山センが目の前から消えた事実を再確認し、俺は親父の部屋をあさりはじめた

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