このせかいに

男子が勢いよく私の肩を掴んで男子の方へと無理矢理向けさせた

『な、なにっ!?』

そこには、長身で
『野球やってます』と伝わってくる男子が立っていた

私は、うつむいてしまった

『目、赤いし…泣いてたんじゃん』

『てか誰っ!?』

男子が笑いだした

『ははっ…俺もお前知らないし』

私もつられて笑ってしまった

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